島田代表の挨拶から始まり、軽食をいただきながらベンサムさんが各テーブルを回り色々な世代の保存会のメンバーの方々と様々なお話をされ、交流しました。今日の途中で二風谷まで足を運んでくれた2013年のプログラム参加者で白老の担い手研修生の一人、木幡弘文さんも共に参加してケイトさんとお話ができました。
ベンサムさんとお話する萱野れい子さん(萱野志朗実行委員のお母さん)
しばらく歓談を楽しんだのち、平取アイヌ文化保存会のメンバーの方がアイヌの歌と踊りのパフォーマンスを贅沢に披露してくださいました。ベンサムさんとケイトさんも非常に興味深そうに保存会のみなさんのパフォーマンスに見入っていました。各歌・踊りの解説は貝沢耕一さんがしてくださいました。保存会のみなさんは、始めに沙流地方に伝わるウポポ(歌:ウコウクという歌い方で同じフレーズを順番にずらしながら輪唱する方法)を披露してくださいました。
大人のアイヌ語教室講師でもある保存会の歌い手の一人、木幡サチ子さん
エムシ・リムセ(剣の舞)
また、男性による踊り、エムシ・リムセも披露されました。大地を踏み鳴らし刀を鳴らし合うとても印象的な舞でした。特に、刀を抜いたときに女性たちによる歌の調子が変化したあと緊張感が高まって、すばらしい見応えでした。
ベンサムさんとケイトさんからは歌のお返しと、ハカと女性のワイアタ(歌)を教えていただきみんなで歌い踊りました。
最後に全員で踊ったハカでは、ベンサムさんの魂が燃え盛るような見事なハカを見せていただき、拍手喝采となりました。
ベンサムさんに教わりながらハカを練習する保存会の男性陣
交流会の最後には、北海道アイヌ協会平取支部理事・平取町二風谷アイヌ語教室運営委員長の川奈野一信さんによるレプニ(拍子棒)を使ったユカラが披露されました。平取のエカシである川奈野さんの優しい語りの歌声が会場に響きました。
結びの挨拶は、平取アイヌ文化保存会理事の木幡サチ子さんに頂きました。
翌日は北海道での最後のイベントとして、シャクシャイン法要祭に参加します。
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