Wednesday, February 7, 2018

5日目:戦地跡、マオリ王のマラエ、ワイカト・タイヌイ大学院訪問

プログラム5日目は、カウィティ・マラエ近くの戦地跡と、移動してマオリ王のマラエ、そしてワイカト・タイヌイ大学院へ行きました。


イギリス軍とマオリの戦地跡訪問は、カウィティ・マラエで最後のカラキア(お祈り)をしてみなさんとお別れしたあとで、カウィティ・マラエのアニアタさんのガイドで戦地跡ルア・ペカペカ・パで説明をお聞きしました。先祖であり当時のチーフであったカウィティがいかに戦略的にイギリス軍と戦ったのかを聞きました。この地域の人々が先祖のことを忘れないように先祖の話を伝え続けていることもわかりました。

次に4時間かけてワイカトへ向かい、マオリ王のマラエ、トゥーランガワエワエ・マラエへ行きました。

 年長者たちが出迎えてくださり、とても正式なポーフィリを行いました。その後、マラエの彫刻に刻まれたこの地の物語を学びました。また、20世紀のマオリ王運動を蘇らせたテ・プエア・ヘランギ女王の夢についても学びました。自分一人で夢を抱いていても叶うことはないが、全員で同じ夢を見たなら叶えることができる、という彼女の言葉は私たちにも響くものだったように思います。

その後移動してワイカト・タイヌイ大学院へ向かいました。まずベンサムさんがロバート・テコタヒ・マフタさんというこの学校の創設者の眠る場所を説明して彼に敬意を表しました。次に大学院の中へ入りリサーチマネージャーのナタリーさんにエントランスに並ぶ天井まである彫刻の数々の物語を説明してもらいました。その後カンファレンスルームへ移り、ワイカト・タイヌイ部族関係者の4人がデータベース化プロジェクト、言語復興、財源確保など様々な観点からのワイカト・タイヌイ部族の発展のための活動を紹介してくださいました。非常に先鋭的なプロジェクトの数々に刺激をもらいました。

   

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