21日は、平取町立二風谷アイヌ文化博物館を訪問し、夜はマオリゲストのお二人による講演会を行いました。
二風谷アイヌ文化博物館では、アオテアロアを共に旅した仲間でもある平取町教育委員会文化財課の関根健司さんに博物館展示の解説を頂きました。
23年前にできた二風谷アイヌ文化博物館では、アイヌの民具などが約1000点展示されています。北海道博物館や、サッポロピリカコタンでも展示がされていた様々なアイヌ衣装や、生活用具、食べ物、儀式用の民具、チセなどがありました。最後の部分にはアイヌ語の簡単な挨拶が書かれたボードもありました。
夜は、マオリゲストのお二人による講演会を二風谷アイヌ文化博物館横のチセにて行いました。二風谷アイヌ文化博物館講座と題して、講演会を行わせていただきました。
前回の内容に加えて、今回は、植民地の歴史を通じて、自分たちのアイデンティティとしての大地とのつながり、自分の山・川、先祖、部族、女性のリーダーなどを説明してから自分の名前を伝えるということをマオリも忘れてしまっていたことや、お二人が今はマオリとして現代に生きることを助けるために、グローバルに助け合うために行動する必要性を訴えました。内容は前回の札幌で行われた講演会と同じですが、これまでの旅を反映させてベンサムさんとケイトさんからのメッセージが少しずつ変化したものとなりました。
今回も、ベンサムさんとケイトさんは、途中でマオリ語の歌のワークショップも行ってくださいました。会場に座る場所がないほどのお客さん全員で立って楽しくマオリ語を歌いながら体を動かしました。
この日も、質疑応答は活発で充実したものとなりました。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
夜は、2013年のアオテアロア・アイヌモシリ交流プログラムの参加者であった関根健司さん、真紀さんとその御家主催のディナーに招待していただきました。マオリゲストのお二人も、美味しいご飯をいただきながら大変嬉しそうに色々な話をされていました。私たちをホストしてくださった関根家のみなさま、関根真紀さんのお母さんをはじめとした貝沢家のみなさま、大変お世話になりました。ありがとうございました。
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