Sunday, September 20, 2015
サッポロピリカコタン訪問
20日は、芳賀さんご夫婦に見送られ登別をあとにし、午前中から定山渓のサッポロピリカコタンを訪問して展示の見学や交流を行いました。
アイヌ語で「札幌の美しい村」という意味のサッポロピリカコタンでは、結城幸司副代表による展示説明と、結城副代表が率いるアイヌ・アート・プロジェクトのみなさんとマオリゲストのお二人による緊急ライブパフォーマンスの交流を行われました。
コタンコロカムイ(ふくろうのカムイ、村の守り神)が降り立つ様が表された美しい彫刻に迎えられ、サッポロピリカコタンに到着した私たちは、まず結城副代表による説明とともに触れて楽しめるアイヌ文化の展示を見て学びました。
結城副代表は、自分の文化を自分で説明できることはとても嬉しいし楽しいことだと話し、様々なアイヌ文化の生活用具や衣服、装飾品などアイヌの生活に密着した先祖の知恵について、マオリゲストのお二人と共に手に取りお話しました。
説明の中では、自然の恵みを生活に利用してきた先祖の知恵と共に、それらをめぐる歴史的なお話や、カムイとの関わりなど道具の背景に広がるアイヌの精神世界や日本の歴史なども併せて学ぶことができました。
マオリゲストのベンサム・オーヒアさんからは、この施設に宿泊をしてアイヌが自由に集うことはできるのか、などといった質問がされました。結城副代表からは、市の施設なので残念ながら宿泊はできないが、集まる場所としては活用していけるといった思いが語られました。
続いて、午後からライブ・パフォーマンスを予定していたアイヌ・アート・プロジェクトのみなさんとお会いし、トンコリを見せてもらいベンサムさんが弾いてみたり、工芸品を手にとって説明をお聞きしたりしました。
その後は、マオリゲストのお二人がステージで歌を披露してくださり、それへの応答としてアイヌ・アート・プロジェクトのみなさんから力強い歌のライブ・パフォーマンスのプレゼントがあり、会場に居合わせた人々で輪になって踊りました。
素敵な時間を提供してくださったアイヌ・アート・プロジェクトのみなさん、サッポロピリカコタンのみなさん、ありがとうございました。
この日午後は、マオリゲストのお二人と若手アイヌとの話し合いを札幌にて行いました。
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