Sunday, February 11, 2018

9日目:テ・プイア博物館、カパハカ見学、脱植民地化WS

プログラム9日目は、テ・ウルロアさんの案内でテ・プイア博物館を見学し、午後はワイテティ・マラエのみなさんのカパハカ見学、夜は脱植民地化のワークショップと内容の濃いう1日を過ごしました。


テ・ウルロアさんによる贅沢な博物館ガイドツアーは、2013年も訪れたテ・プイア博物館です。前回も観たロトフィオ・マラエ内でのコンサートを楽しみました。ここでは博物館を訪れる観光客向けにステージがあしらわれたマラエでマオリの伝統的な歴史、価値観をホンギ、ワイアタやハカ、ポイなどを通して参加して楽しみながら学ぶことができます。

その後は、隣にあるMACIマオリ美術工芸学校を見学し、骨・翡翠・木・銅の彫刻、織物のタオンガ(宝物)が展示されているのを見ながら、そこで彫刻や織物を学ぶ学生たちの様子を見学しました。

さらにその後は博物館内のマオリの西洋人流入前の暮らしの様子や、ロトルアで二番目に有名な間欠泉の湧き出るエリアをウルロアさんにガイドしていただきました。


午後は、幸運にもワイテティ・マラエで行われていたカパハカの練習の様子を見学することができました。二年に一度の全国大会テ・マタティニ祭に出場するチームを決定するための地方大会で勝ち進むために、今まさに練習が行われているとのことでした。

圧巻の男性と女性によるハカ、ワイアタにただただ圧倒され感動を覚えました。このような練習が各地域で毎年のように行われいるので、家族参加の子どもたちなどは、その頃からこういうことをずっと身近に感じながら育つことができるのかと感心しました。

決められた時間内で入場から退場までの間に、ハカ、伝統的なワイアタ、現代的なワイアタ、ポイをこなすこの競技は、伝統を継承する意味でもとても大きな機会となっているのでしょう。

夜は昨夜の私たちの話し合いを踏まえて、ウルロアさんがタカワイ・マーフィーさんを呼んでくださり、彼が人生を通じてやっているという脱植民地化のワークショップについて教えていただきました。参加者からの質問が相次ぎ、タカワイさんは実際にどのようなワークショップを行っているのか私たちにやってみせてくれました。非常に大きな学びとなりました。

     

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